よくある質問

  1. 共用試験とは何ですか?
  2. 共用試験はなぜ必要なのですか?
  3. 共用試験ではどんな試験が行われますか?
  4. 試験日はいつですか? 試験会場はどこですか?
  5. 受験料はいくらですか?
  6. 結果はどのように発表されるのですか?
  7. 共用試験の点数は、どこへ聞けば教えてくれますか?
  8. 共用試験の成績はどのように利用されるのですか?
  9. 共用試験に合格したら、その資格はいつまで有効ですか?
  10. 追試験と再試験について教えてください。
  11. 体験受験とは何ですか?
  12. CBTではパソコンを使うそうですが、自分専用のパソコンがありません。
  13. 共用試験は誰が実施・運用しているのですか?
  14. 共用試験について、どこへ問い合わせたらよいですか?
1. 共用試験とは何ですか?

 薬学教育課程(6年制)において、実務実習を行うための条件として前年度に合格していることが必要です。

 全国の薬科大学・薬学部が共通で利用する評価試験です。共に用いることから共用試験と呼ばれます。全国の大学が共通の試験を実施することで、大学間の格差がなくなり、薬学生のレベルを一定水準以上に保つことができます。

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2. 共用試験はなぜ必要なのですか?

 6年制薬学教育では、実践能力を持つ薬剤師の養成を目的として、参加型の実務実習を行います。そのため、患者さんの安全や権利等を確保するためにいくつかの条件(患者の同意、実務実習を行う目的の正当性、および薬学生の行為の相当性)を満たす必要があります。

 その一つとして「実務実習する薬学生が必要かつ十分な基礎的知識や技能・態度を備えていることの保証」が必要です。薬学共用試験はこれを保証するために実施されており、合格が実務実習を始めるための条件となっています。

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3. 共用試験ではどんな試験が行われますか?

 共用試験は、知識および問題解決能力を評価する客観試験(CBT)と、技能・態度を評価する客観的臨床能力試験(OSCE)に分けられています。両方の試験にも合格しなければなりません。

  CBTについてはこちらOSCEについてはこちらのページで詳しく説明しています。

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4. 試験日はいつですか? 試験会場はどこですか?

 CBTとOSCEの本試験は、いずれも4年次の12月から1月の2ヶ月の間で、各大学が設定した試験日に実施されます。追・再試験についてはこちら

 試験会場は、受験生が所属する大学です。

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5. 受験料はいくらですか?

 受験料は以下の通りです。各大学で受験生から徴収して、まとめてセンターに支払います。

本試験(CBT、OSCE) 24,000 円
再試験 CBT、OSCE それぞれにつき12,000 円
CBT体験受験 2,000円(体験受験についてはこちら

 追試験については改めて受験料を徴収することはありません。

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6. 試験の結果はどのように発表されるのですか?

 CBTとOSCEの試験結果は、試験実施後1週間以内にセンターから各大学に送付します。これに基づいて各大学が合否の判定・通知をします。追・再試験についても同様です。

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7. 共用試験の得点は、どこへ聞けば教えてくれますか?

 共用試験で基準点に到達したどうかのみが学生に通知され、得点が開示されません。受験生は自分の得点を知ることはできません。

参考リンク
試験結果の取扱い

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8. 共用試験の成績はどのように利用されるのですか?

 共用試験の成績が一定の基準を上回ることが、実務実習をするための必要条件です。各大学が個別に実施する成績評価により、個々の受験生の実務実習をするために必要な資質な有無を判定します。

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9. 共用試験に合格したら、その資格はいつまで有効ですか?

 薬学共用試験の合格資格のは、本試験の次の年度まで有効です。特別な事由により年度内に実習を開始できない場合に限り、1年を限度に延長することができます。

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10. 追試験と再試験について教えてください。

追試験:CBT 本試験とOSCE 本試験の、いずれかもしくは両方を、病気等のやむを得ない事由で受験できなかった場合、追試験の対象者となります。追試験の日程は再試験と同じです。追試験の追・再試験は実施しません。

再試験:本試験の成績が合格基準に達しない場合、再試験を受験しなければなりません。再試験は本試験と同じ年度内に1回だけ実施します。CBTの再試験はすべてのゾーンを再度受験しなければなりません。OSCEの再試験は本試験で基準に達していない課題のみを対象とし、当該領域の課題項目の中から本試験とは異なる課題が出題されます。

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11. 体験受験とは何ですか?

 4年次の7~9月に実施されるCBT体験受験は、受験生がCBTを「体験する」ための試験です。本試験と全く同じ環境で試験を行うため、実施大学も本試験のシミュレーションができます。

 体験受験で出題される問題の多くは、CBT本試験でも出題される準備が整っているので、自分がどの程度解答できるかの指標にもなります。
体験受験の詳細についてはこちら

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12. CBTではパソコンを使うそうですが、自分専用のパソコンがありません。

 CBTはパソコン上で五肢択一形式の問題を解答します。基本的には大学が用意したパソコンを使用しますので心配いりません。

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13. 共用試験は誰が実施・運用しているのですか?

 薬学共用試験は、全国薬科大学長・薬学部長会議のもとに設置された、特定非営利活動法人薬学共用試験センターが実施・運用しています。

 問題や課題の作成など、共用試験の実施と運用については、こちらのページをご覧ください。

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14. 共用試験についてはどこへ問い合わせたらよいですか?

 試験に関しては各大学の共用試験の担当者へ問い合わせてください。薬学共用試験センターでは、受験生からの問い合わせは直接受け付けていません。

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